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【ローズS】良血サリエラ ラスト1F11秒1 国枝師満足「先週よりトーンアップ」

2022年09月15日 12:31

 持ち前の瞬発力で先着を果たしたサリエラ(左)=撮影・三好信也

 「ローズS・G2」(18日、中京)

 試金石となる秋初戦へ-。2戦2勝と未知の魅力にあふれるサリエラが14日、美浦Wで好仕上がりをアピールした。フィアスプライド(4歳3勝クラス)を1馬身半追走して、4コーナーで内へ。直線では、別組で併せ馬をしていた僚馬が内から迫り、一時は4頭併せのような形になったが、そこからグイッとひと伸び。6F85秒7-37秒2-11秒1とラストは抜群の切れ味を披露して半馬身先着した。

 「いい感じで調教ができたね。後ろから来たのに刺激を受けてラストは(1F)11秒1。この馬としては十分。先週よりピリッとしてきた。トーンアップですね」と国枝師は満足そうにうなずいた。

 初戦は逃げ→最速上がりの完璧な内容で3馬身差の圧勝劇。続く2戦目は、一転して後方2番手から。直線では絶体絶命かと思われたが、残り1F過ぎから驚異的な瞬発力を発揮。最後は涼しい顔で差し切った。キャリアは浅いものの、2戦ともに底知れぬ能力を感じさせる走りだった。

 「競馬に行って、いい馬だよね」と指揮官もレースセンスを高く評価する。ローズSの歴史の中で、重賞勝ち馬の出走がないのは22年が初めて。G1馬サリオスを半兄に持つ遅れてきた大物が、無傷3連勝で混戦を断つ。

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