エイムインライフが早め先頭で押し切った(カメラ・高橋 由二)
10月15日の阪神5R・2歳新馬(芝1600メートル=10頭立て)は単勝5番人気の外国産馬、
エイムインライフ(牝、栗東・角田晃一厩舎、父キトゥンズジョイ)が好位から抜け出し、初勝利を挙げた。なお、今年のNHKマイルCを勝った
ダノンスコーピオンの全弟で、単勝1番人気だった
ダノンバビル(牡、栗東・中内田充正厩舎、父
ロードカナロア)は最後まで脚を伸ばしたものの2着だった。勝ち時計は1分35秒0(良)。
前半1000メートルが1分1秒3というスローペースの中、3番手からの追走。直線では左ステッキに反応するように加速し、ラスト1ハロン手前で先頭に立つと、その後も勢いは鈍らず、2着に1馬身1/4差をつける完勝だった。
騎乗した浜中俊騎手は「今週の追い切りではラストまでしっかり動けていましたし、自分から進んでいかない面はありますが、時計通りの脚力が競馬ではあったということだと思います。ポテンシャルの高さを見せてくれました」と評価した。
同馬は祖母に名ス
プリンターの
ビリーヴがいる血統。先日のスプリンターズSを勝った
ジャンダルムのめいにあたり、父も同じキトゥンズジョイという非常に似通った血統構成だ。角田調教師は「次は1勝クラスになると思う」としながらも、「マイルのいいところを目指したい」と期待を寄せた。