10月16日の新潟7R・3歳1勝クラス(芝直線1000メートル=18頭立て)で永島まなみ騎手=栗東・高橋康之厩舎=が1枠1番の
セルレア(牝5歳、美浦・深山雅史厩舎、父
ロードカナロア)で1頭だけ内ラチ沿いを進み、そのまま粘り込んで勝利した。勝ちタイムは55秒5(良)。
「1枠を引いたので、腹をくくって内ラチで勝負しようと思っていました」。外枠有利の“千直”で、
セオリーとは真逆の内ラチ沿いを1人旅。他馬が外ラチ沿いに寄っていく中、ただ1頭最短コースでまっすぐ走り、外から伸びた馬の追撃をしのいで勝ちきった。「外ラチをたよらせて2着もありましたし、内ラチをたよらせて走ったのが良かったですね。1頭だったけど、最後まで集中して走ってくれました」とパートナーの健闘をたたえた。深山調教師も「ジョッキーが判断してくれました」と好判断でのVに喜んだ。
2001年に新潟の直線1000メートルでのレースが始まってから、18頭立てで1枠1番の馬が勝ったのは5例目。直近では2016年8月の3歳未勝利戦で木幡初也騎手騎乗の
オレンジガールが勝ったのが最後だった。