第6回兵庫ゴールドカップが20日、園田競馬場(晴、良)のダート1230mで行われ、好ダッシュを決めた2番人気の
コパノフィーリング(船橋)が逃げ切って、前年に続く連覇を達成した。
勝ちタイムは1分16秒9。地元兵庫の吉村智洋騎手の騎乗だった。2着には4番人気の
エイシンビッグボス(兵庫)、3着には1番人気の
コウエイアンカ(兵庫)が入った。3番人気の
オヌシナニモノ(金沢)は10着だった。
コパノフィーリングは父ヘニーヒューズ、母マザイ(母父Fasliyev)の5歳牝馬、鹿毛。船橋・新井清重厩舎所属。通算19戦8勝(中央9戦3勝)。去年6月の地方移籍初戦から短距離を中心に各地で好走。去年の習志野きらっとスプリント(船橋)、兵庫ゴールドC、今年の川崎スパーキングスプリント(川崎)に続いて重賞4勝目。
【レース後のコメント】
1着
コパノフィーリング(吉村智洋騎手)
「とにかく連覇できて良かったです。初めて跨った感覚は柔らかく、
スピードがありそうな印象でした。今回は行きたいメンバーが多かったのですが、それでも行きたいと思っていました。二の脚が速く、すんなり行けました。
道中は平均ペースで行けたので、これなら残ってくれるという感触はありました。直線もこれなら振り切れるという感じでした。柔らかく、天性の
スピードがあります。まだまだ活躍できそうですね」
2着
エイシンビッグボス(下原理騎手)
「本当は逃げ馬の後ろに入りたかったのですが、他(の馬)が速かったですからね。揉まれ弱い面があるので、内(枠)はどうかと思う面はありました。最後は良く走ってくれました。この距離は合っていると思います」
3着
コウエイアンカ(大山真吾騎手)
「ゲートの中は少しうるさかったのですが、それは想定の範囲内でした。スタートはいつもぐらいは出ています。ポジションもいつも通り。末脚に懸けました。
勝負どころで思いの外、前との差が詰まりませんでした。直線は最後、地力で来てくれました。勝負どころが痛かったです」
4着
メイプルグレイト(田中学騎手)
「理想の形にはなりました。3着は欲しかったですね。涼しくなって、馬は元気になっていました」
5着
パールプレミア(鴨宮祥行騎手)
「今まで(前にいって脚を)溜める、自分の競馬をしていましたからね。弾けて伸びていましたが、これなら内枠の方が良かったかも知れません。でも(前に)ついて行っても着は外しませんでしたから、いい経験になったと思います」
(取材:檜川彰人)