今週デビュー予定のレッドロスタム(撮影:竹之内元)
第5回東京開催の1週目は昨年と同様、計5鞍のメイクデビューが組まれている。活躍馬の弟や仔などがスタンバイしており、それぞれの初陣に注目だ。
【11月5日(土) 東京芝2000m】
◆ジェイパームス(美浦・堀宣行厩舎、牡、父ジャスタウェイ、母キラーグレイシス、母の父コンガリー)
母はアメリカの2歳G1・ハリウッドスターレットSの勝ち馬。半兄にキラーアビリティ(ホープフルS)がいる。しっかりと乗り込まれており、先週の追い切りはウッドチップコースで6F83.7-1F11.5の時計をマークした。鞍上はC・ルメール騎手が予定されている。
【11月6日(日) 東京芝1800m】
◆ジーククローネ(牡、父サトノクラウン、母パーフェクトマッチ、美浦・宮田敬介厩舎)
サンデーサイレンス産駒の母は2勝。近親にマッチレスバロー(共同通信杯3着)、トウカイポイント(マイルCS)がいる。「気性的にピリッとしたところがあるけど、我慢は利いている。バランスや背中の感じは悪くない。ゆったりと走れる距離が良さそう」と宮田敬介調教師。鞍上はT・マーカンド騎手が予定されている。
◆レッドロスタム(牡、父ロードカナロア、母レッドメデューサ、美浦・国枝栄厩舎)
祖母のCatchascatchcanはヨークシャーオークスの勝ち馬。半姉にレッドランディーニ(マーメイドS2着)、伯父にBCマイル2着(米G1)のAntonius Piusがいる。先週の追い切りはダノンザタイガーと併せ、ラスト1F11.6をマークした。「ひと追い毎に良くなっている。気持ちの面でも前向きさが出てきた。マイラー体形だけど、気性的にも距離には融通が利きそう」と国枝栄調教師。鞍上はC・ルメール騎手が予定されている。
【11月6日(日) 東京芝1400m】
◆シャインジュエリー(牝、父ドレフォン、母ディープジュエリー、美浦・国枝栄厩舎)
ディープインパクト産駒の母は同じく国枝厩舎で管理され、デビュー戦から3連勝でスイートピーSを勝つなど活躍した。伯母には米G1・2勝のEvening Jewelがいる。「牝馬らしい感じの気性。もう少し気持ちの面に余裕が出てくればいいけど、動きは悪くない。いいスピードがありそう」と国枝栄調教師。鞍上はC・ルメール騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)