武蔵野Sで5着のハヤブサナンデクン(カメラ・池内 雅彦)
◆第27回武蔵野S・G3(11月12日、東京競馬場・ダート1600メートル、良馬場)
1着馬にチャンピオンズC・G1(12月4日、中京)の優先出走権が与えられるダート重賞はフルゲートの16頭によって争われた。
三浦皇成騎手が騎乗した2番人気の
ギルデッドミラー(牝5歳、栗東・松永幹夫厩舎、父
オルフェーヴル)がゴール寸前で差し切り、デビュー21戦目で重賞初制覇を果たした。勝ち時計は1分35秒6。牝馬による武蔵野S制覇はレース史上初。
鼻差の2着は1番人気の
レモンポップ(戸崎圭太騎手)、さらに半馬身差の3着には逃げ粘った7番人気の
バスラットレオン(坂井瑠星騎手)が入った。
福永騎手(
ハヤブサナンデクン=5着)「いいリズムで行けました。1600メートルはいいかなと思ったけど、結果離されましたね。瞬発力の部分が…。でも、いいチャレンジでした」
石橋騎手(
タガノビューティー=6着)「馬は前回より落ちついて雰囲気は良かったですね。3コーナー過ぎでペースが遅く、長くいい脚を使うタイプなので、外に進路を取らずに空いている内へ行くしかなかった。4コーナーを前にうまく馬群もばらけてくれて、詰まることもなく伸び切れた。もう少し前めにいないと厳しかったですね」
ルメール騎手(
アドマイヤルプス=7着)「ちょっと加速できずに同じペースでした。前も止まらなかった。精いっぱいの走りはしています。重賞で相手も強かったですね」
レーン騎手(
アシャカトブ=8着)「いいスタートを切って、いいポジションで競馬できました。直線に入ってもうちょっと伸びるかと思ったけど、相手が強かったですね」
松若騎手(
サンライズノヴァ=9着)「前半のペースが落ち着いて、展開的にかみあわなかった。もう少し(馬場が)湿った方がいいタイプですね」