【浦和記念注目馬】中央・地方ともに実力拮抗の好メンバー集結

2022年11月23日 11:01

浦和記念に出走するラーゴム(左)とケイアイパープル(右)(撮影:稲葉訓也)

 11月23日(祝・水)に浦和競馬場で行われる浦和記念(3歳上・JpnII・ダ2000m)。同時期に開催されるチャンピオンズカップ(GI)に有力馬が流れることも多いが、例年実力拮抗の好メンバーが揃う。

 ケイアイパープルやラーゴムが人気の中心になりそうだが、JRA重賞3勝のスワーヴアラミスや、南関重賞3勝の実績馬ランリョウオーなど地方馬も粒ぞろいで、好勝負が期待出来そうだ。発走予定日時は23日(祝・水)の15時25分。主な出走馬は以下の通り。

■ケイアイパープル(牡6、栗東・村山明厩舎)

 昨年8月に阿蘇Sを勝利して以降、掲示板を外さず安定した走りが続く。今年2月の佐賀記念で重賞初制覇を飾ると、5月の平安SではGI馬テーオーケインズの2着に入るなど強豪相手にも引けを取らない走りを見せた。前走の白山大賞典では3コーナーで先頭に立つ強気の競馬で2馬身半差の快勝。小回りの浦和コースなら持ち味の先行力としぶとさが活かせるだろう。

■ラーゴム(牡4、栗東・斉藤崇史厩舎)

 デビューから今年2月の京都記念までは芝路線を歩み、3歳春にきさらぎ賞を制したほか、昨年11月にはアンドロメダSで古馬相手にリステッド競走を制した。ダート転向2戦目の吾妻小富士Sで早くもダート初勝利を飾り、前走の白山大賞典では初の地方競馬出走ながら2着に好走。クラシック候補にも挙がった素質馬がダートでもタイトル奪取狙う。

■タービランス(牡9、浦和・水野貴史厩舎)

 年齢を重ねるに連れて大舞台での活躍が増え、昨年の浦和記念で8歳にして初めてダートグレード競走で連対。今年2月の川崎記念で競走中止して以降、長期休養に入っていたが、9月に復帰し初戦の武蔵野OPで2着、続く埼玉新聞栄冠賞で4着と、以前と変わらず安定した走りを見せている。浦和記念3度目の挑戦で古豪が悲願のダートグレードタイトルを掴むか。

■スワーヴアラミス(牡7、大井・荒山勝徳厩舎)

 今年の東海Sなど重賞3勝を挙げ、春には帝王賞にも出走したビッグネームが大井に移籍。今年5月の平安Sでは今回も人気の一角を担うケイアイパープルや、後に帝王賞を制すメイショウハリオとコンマ差の競馬をしており十分チャンスが有りそうだ。前走は不慣れな小回りコースを克服して転入初戦を貫禄勝ち。地方移籍をきっかけにもう一花咲かせたい。

■ランリョウオー(牡4、浦和・小久保智厩舎)

 全日本2歳優駿で2着に入り、3歳時には羽田盃で3着に好走するなど世代の中心で活躍。今年4月の幸OP勝利をきっかけに本格化し、5月の大井記念ではGI/JpnI馬3頭を破り古馬重賞初制覇を飾ると、9月には初距離を克服して東京記念を制し南関東のビッグレースを連勝。久々の地元戦となった前走は不覚を取ったが、巻き返して強力JRA勢撃破に臨む。

 その他にもレパードSで2着に好走したタイセイドレフォン(牡3、栗東・西村真幸厩舎)、JBCクラシックで4着に入ったクリノドラゴン(牡4、栗東・大橋勇樹厩舎)、今年2月の川崎記念で2着に好走したエルデュクラージュ(セ8、船橋・川島正一厩舎)などが出走予定。

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