【佐賀・中島記念】1800mでリュウノシンゲン反撃へ/レースの見どころ

2022年12月24日 17:00

中島記念に出走予定のリュウノシンゲン(撮影:稲葉訓也)

 12/25(日)に佐賀競馬場で行われる中島記念。JRA有馬記念GIと同じ日に実施される佐賀競馬のグランプリレースは1800mでの争い。今年はファン投票1〜4位馬を含む11頭が参戦する。主な出走馬は以下の通り。

■12/25(日)中島記念(3歳以上・佐賀ダ1800m)

 リュウノシンゲン(牡4、山田徹厩舎)はファン投票2位。前走の九州大賞典は直後3番手でマークされたグレイトパールを意識しての競馬。2周目向正面で先頭に立ったが、3〜4コーナーで同馬に交わされると、直線では脚が上がり、タガノファジョーロにも差されて3着だった。しかし初の2500mで厳しい展開を考えれば評価落ちはない。2戦2勝の1800mに距離が短縮されれば反撃必至だ。

 グレイトパール(牡9、川田孝好厩舎)はファン投票3位。前走の九州大賞典を2馬身半差で押し切って、史上初の4連覇を達成。主戦の兒島真二騎手が引退し、倉富隆一郎騎手とのコンビでは、19年11月の東海菊花賞(名古屋1900m)以来のタイトルとなった。この中島記念も連覇を目指しての参戦。ただ2500mと比べ1800mでは取りこぼしも多い面は否めない。

 コンカラー(牡6、中川竜馬厩舎)はファン投票4位。昨年の九州大賞典3着、中島記念4着と中長距離で上位の実績がある。今年の夏休み明け後は短距離も使われ、10月の佐賀オータムスプリント(1400m)3着と結果を残したが、中距離へ矛先を向けてきた。好走のカギはいかに好位で流れに乗るか。できれば先手が欲しいところ。

 パイロキネシスト(牡10、真島正徳厩舎)はファン投票7位。昨年の中島記念ではグレイトパールには離されたが、しぶとい脚でゲットワイルドコンカラーと接戦の2着争いを制した。今年は4月に佐賀スプリングカップを勝利し、夏場は精彩を欠いたが、休み明けの前走は重め残りもなく、勝ち馬からコンマ2秒差と動けていた。さらなる上積みがあれば、重賞でも侮れない。

 マイネルジャスト(牡10、真島元徳厩舎)はファン投票11位。前走の九州大賞典では、人気のリュウノシンゲングレイトパールにプレッシャーをかけ続けられながらの逃げ。早々に後退し10着と残念な結果になった。マイペースで行けた2走前は直線で二枚腰を発揮し、グレイトパールを振り切っているように、展開次第では一発がある。なおここが引退レースの予定。

 そのほか、ファン投票1位で中距離での変わり身が期待されるミスカゴシマ(牝5、平山宏秀厩舎)、JRAオープンから転入初戦を勝利し記者選抜で参戦するシャンパンクーペ(牡6、山田徹厩舎)にも注目。

 発走は18時15分。

(文・栗田勇人)

次回は1/5の『佐賀若駒賞』の見どころを紹介予定です。

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