新馬、野路菊Sと連勝しての出走となったホープフルSは4着に終わったファントムシーフ(栗東・西村真幸厩舎)。次走は2月12日に東京競馬場、芝1800mで行われる共同通信杯への出走を予定しており、今朝1日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。

　朝一番のCWでC.ルメール騎手が騎乗。向正面ではスティーロポリスが大きく先行して、その後ろ、1秒半くらいのところにカリボールがいて、これを2馬身ほど前に見て、ファントムシーフが追いかける形。

　3コーナーから4コーナーにかけて、3頭の差が凝縮していき、最後の直線はファントムシーフが外から前2頭に並びかけていく。ジョッキーが軽く促した程度でしっかりと加速して、前に並びかけていく。ゴール板では3頭が横並びに見えたが、手応えに余裕があったのは、さすがのファントムシーフ。

　時計は6F82.0〜5F67.0〜4F52.7〜3F37.5〜2F23.1〜1F11.3秒。雪の影響もあって、今回の調教ではCWでの追い切りを課すことができていなかったが、この動きを見れば、全く問題ない。野路菊Sの勝ち方を見ると、左回りでどんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみなところ。

(取材・文：井内利彰)