サウジアラビアジョッキークラブは2日、川田将雅(37)がキングアブドゥルアジーズ競馬場で24日に行う国際騎手招待競走「インターナショナルジョッキーズチャレンジ」に出場すると発表した。

　公式ニュースで川田のコメントを紹介。「私のヒーローはフランキー・デットーリです。世界の競馬というテレビ番組が大好きだった父がいつも録画していて、一緒に見ていました。95年にフランキーが騎乗したラムタラのレースを、よく覚えています。それ以来、私のヒーローです」と今年限りでの引退を発表した名手との競演を心待ちにしている。

　そして「サウジアラビアへの訪問は初めてです。実は昨年も招待されましたが、新型コロナウイルスの影響で帰国後は自粛期間が必要だったので断念しました。サウジアラビアジョッキークラブが再び招待してくれたことに感謝し、リヤドで初めて騎乗できることを楽しみにしています」と意気込みを伝えた。

　このシリーズは14人(男性7人、女性7人)が参加し、4競走でポイントを競う。現在、川田やデットーリ、モレイラ、ムルザバエフら8人が選出済み。この後、順次、出場騎手が発表される。

　日本から20年は武豊、21年は藤田菜七子、22年はルメールが出場した。