一昨年の新潟記念以来の重賞タイトルを狙うマイネルファンロン(ユーザー提供:Taikiさん)
父超えの偉業へ、これ以上ない布陣だ。ステイゴールド産駒の現役重賞ウイナー2頭、
アフリカンゴールド(セ8、栗東・西園正都厩舎)と
マイネルファンロン(牡8、美浦・手塚貴久厩舎)がそろって京都記念(4歳上、GII、阪神芝2200m)に参戦する。
ステイゴールド産駒はこれまでに06年
マーメイドSの
ソリッドプラチナムから22年中山グランドジャンプの
オジュウチョウサンまで、JRA重賞を116勝。何より凄いのは17年連続して、1年も途切れることなくJRA重賞を制してきたことだ。これは18年連続のパーソロン、クロフネ、ノーザンテースト、ブライアンズタイム、フジキセキに次ぐ記録。今年勝てば、17年連続で並んでいる父サンデーサイレンスを超えることとなる。
JRAで現役のステイゴールド産駒は9頭。そのうち、重賞を勝っているのは
アフリカンゴールドと
マイネルファンロンの2頭だけだから、今回は“最強の布陣”といえる。ともに近走着順はひと息だが、
アフリカンゴールドは昨年の勝ち馬。一方の
マイネルファンロンも過去の重賞3連対の前走が全て2桁着順という“激変キャラ”だけに軽視は禁物。意外性たっぷりの父の産駒らしい大駆けを期待したい。