2月12日の東京10R・バレンタインS(4歳上オープン、ダート1400メートル=16頭立て)は、3番人気の
ハセドン(牡4歳、栗東・安田翔伍厩舎、父
モーリス)が、直線で鋭く追い込んでオープン2勝目を挙げた。昨年5月の青竜S以来となる久々の白星となった。勝ち時計は1分22秒0(重)。
スタートから少し促していこうとしたが、道中は後方11番手に構える形に。逃げた
ロードシュトロームがつくりだした前半600メートル通過33秒5というハイペースの流れに惑わされず、直線で大外に持ち出すと、上がり最速タイ35秒6の末脚を発揮して豪快に追い込んだ。
横山和生騎手は「(初めての)この距離、こういう形で、しっかりと結果を出してくれたことはよかった。まだ足りないところもたくさんあるので、改善していければ」と、うなずいた。
安田翔調教師は「この馬の幅を広げるのに、直線勝負じゃなく、出したらどうかなと思っていたが、あの位置になってしまうようなペースでした。ジョッキーも、馬の良さを出してくれた。時間をかけていけば、後々もっと安定してくれると思います」と、さらなる伸びしろに期待を込めた。