引退セレモニーで関係者に囲まれる五十嵐調教師(前列中央)(カメラ・高橋 由二)
2月26日の阪神4R・3歳未勝利(ダート1800メートル=13頭立て)に
タマモマスラオ(角田大河騎手、9着)を出走させた五十嵐忠男調教師=栗東=は阪神競馬場で指揮を執り、今月末での定年引退を控えたラストデーの出走を見守った。レース後にはセレモニーが行われ、和田竜二騎手、五十嵐厩舎からデビューした国分恭介騎手らから花束が贈られた。なお、管理馬としてはこの後の小倉9R・高千穂特別の
チェンジザワールドが最後となる。
ラスト週はここまで2勝、2着2回の好調ぶり。五十嵐調教師は「最後もいい競馬をしてくれて、言うことないです」と感慨深げに話した。「派手なことはいいと言ったんだけど…。無事にここまでやってこられました。ありがとうございました」と笑顔で締めくくった。