昨年3月5日の阪神1Rを勝利した角田大河騎手とメイショウソウゲツ(C)netkeiba.com
今週土曜日、6名のJRA新人騎手がデビューする。彼らの緊張は計り知れないが、初めてのレースで勝利を掴んだ騎手は2020年から3年連続で誕生している。
このデータに注目して、初騎乗初勝利を果たした騎手たちを振り返る。そして、今年デビューする6名の初騎乗レースをピックアップしてみよう。
競馬学校設立後JRAでデビューし、初騎乗初勝利を挙げた騎手は以下の通り。
※中央の騎手となる前に地方競馬や海外競馬でキャリアを積んでいた騎手は除く
左からデビュー日、騎手名、騎乗馬
1985年3月3日 石橋守 カンキョウツバメ
1988年3月5日 芹沢純一 カンキョウカンカン
1996年3月2日 福永祐一 マルブツブレベスト
1997年3月1日 池田鉄平 オトコマエ
1988年3月1日 穂苅寿彦 オーガストキング
2003年3月1日 長谷川浩大 マイネサマンサ
2006年3月5日 船曳文士 マストビートゥルー
2007年3月3日 藤岡康太 ヤマニンプロローグ
2009年3月1日 松山弘平 トミケンプライマリ
2011年3月5日 嶋田純次 ワイズアンドクール
2020年3月1日 泉谷楓真 メイショウヒバリ
2021年3月6日 小沢大仁 メイショウホタルビ
2021年3月6日 永野猛蔵 タマモヒップホップ
2022年3月5日 角田大河 メイショウソウゲツ
1985年以降、初騎乗初勝利を達成したのは14名。中でも福永元騎手(現調教師)、松山騎手、小沢騎手、角田大騎手はデビュー日に2勝を記録している。
今週、新人騎手がデビューを迎えるレースは以下の通り。
◆美浦所属
3月4日中山1R 石田拓郎 フェアリーパイン
3月4日中山2R 小林美駒 ワクワクタロー
佐藤翔馬 オスカーレイ
小林勝太 シークレットトーク
◆栗東所属
3月4日阪神1R 田口貫太 クリノクリスタル
河原田菜々 サイモンブーケ
彼らは偉大な先輩たちに続く記録達成となるのか。土曜日の朝はフレッシュな新人騎手たちのレースを温かく見守りたい。