「天皇賞(春)・G1」(30日、京都)
3年ぶりに京都へと帰ってきた伝統のマラソンG1。昨年の覇者でG1・3勝を誇る
タイトルホルダーが中心を担う。衝撃の8馬身差Vを決めた日経賞から1カ月。美浦Wでの1週前追いは、しまい軽く追われただけで6F80秒3-36秒0-11秒2の好ラップを刻み、順調な仕上がりをアピールした。「結果論として、ソッとやったのが裏目に出た」という有馬記念9着の反省点を生かし、淀での春盾奪取を狙っている。
迎え撃つ関西勢では阪神大賞典の1、2着馬に注目。
ジャスティンパレスは菊花賞でも3着に食い込むなど、豊富なスタミナが持ち味。「前走がプラス16キロ。少し余裕があったので絞れてくると思います」。杉山晴師はさらなる上積みを強調する。2着続きの
ボルドグフーシュは「前回は瞬発力勝負で負けたけど、今回は坂の下りを生かしてロングスパートを」と宮本師。新装された京都コースを利して
シルバーコレクターを返上する構えだ。
他では昨年の菊花賞馬
アスクビクターモア、2月にサウジアラビアのレッド
シーターフHCを制した
シルヴァーソニックも虎視たんたんと上位をうかがう。