湘南S・4歳上3勝クラス(5月7日、東京競馬場・芝1600メートル)
今後も名前を覚えておいて損はない一頭だ。東京コースで2連勝中の
エターナルタイム(牝4歳、美浦・中川公成厩舎、父
ロードカナロア)は、引き続き同じ舞台で好勝負必至とみる。母マジックタイムは、16年のダービー卿CTで重賞を制しており、まだキャリア5戦3勝ながら血統背景から魅力は十分だ。
美浦・Wコースでの1週前追い切りは、単走馬なりで5ハロン64秒4―11秒0と破格の好時計を楽にたたき出した。篠島助手は「最近のWコースは時計が速いとはいえ、最後が11秒フラットは大したもの」と舌を巻くほど。4月27日の美浦・Wコースでの5ハロンとラスト1ハロンの一番時計をマークしたのは、非凡な
スピードを秘める証しだろう。ゆくゆくは重賞クラスの素材と信じて、ここも通過点とみている。(坂本 達洋)