14年ぶりに兵庫チャンピオンシップを制した武豊(右)=撮影・中山伸治
「兵庫チャンピオンシップ・Jpn2」(3日、園田)
開催最終日の11Rで行われ、1番人気の
ミトノオーが後続に6馬身差をつけて逃げ切り、重賞初制覇を成し遂げた。コンビを組んだ武豊はこのレースで2009年の
ゴールデンチケット以来、14年ぶり4回目の勝利を挙げ、兵庫のダート
グレード競走で通算11勝目に達した。2着は4番人気の
キリンジ、3着には2番人気の
メイショウオーロラが入り、JRA勢が22年連続の勝利で上位を独占した。
スタートから単騎逃げの態勢を築いた
ミトノオーが、後続に反撃の機会を与えずに逃げ切った。「確認した(過去の)レースも強いのでチャンスだと思った。気持ち良さそうに走るので、無理に抑えないようにした」と武豊。初騎乗は快適そのものだった。
相棒は重賞初勝利でも、ジョッキーは兵庫チャンピオンシップ4勝目。「表彰台には何度立ってもいいもの。たくさんの人が来場されて、関係者ともどもうれしいし、期待に応えられるレースができた」と武豊。コ
ロナ禍による行動制限が緩和されて、今年は満員のファンで場内が埋まった。
管理する牧師はダート
グレード競走で初勝利。「リズム良く行けた。状態はいつもと変わりなかった。いつも一生懸命に走ってくれる」と愛馬をねぎらった。今後は未定で、オーナーと協議して次走にふさわしい舞台を模索する。