日本ダービーに出走予定のベラジオオペラ(撮影:下野雄規)
5月28日に東京競馬場で行われる日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)。世代の頂点を決める熱き戦いにベラジオオペラ(牡3、栗東・上村洋行厩舎)が横山和生騎手とのコンビで挑む。
ベラジオオペラは父ロードカナロア、母エアルーティーン、母の父ハービンジャーという血統。18年の函館記念覇者エアアンセムは伯父にあたる。
22年11月に阪神競馬場で行われた2歳新馬戦でデビューして勝利。2戦目のセントポーリア賞を快勝すると、続くスプリングSも後続に1.1/4馬身差をつけて重賞初制覇を果たした。前走は牡馬クラシック一冠目・皐月賞に出走し10着だった。通算成績は4戦3勝。
デビューから無敗でスプリングSを制した馬は、17年キタサンブラック以来11頭目。シンザンやハイセイコー、テンポイント、ミホノブルボンなどの名馬たちが該当しており、11頭中9頭が後にGI級のレースを制している。
管理する上村洋行師は騎手時代94年ナムラコクオー、97年サイレンススズカ、02年にゴールドアリュールなどの手綱を執るも、日本ダービー制覇はならず。調教師としては初挑戦となる今年、悲願のビッグタイトルを掴むか。ベラジオオペラの走りに注目したい。