2歳馬情報「厩舎編」は東西有力厩舎の素質馬たちを全12回で紹介します。この中に、来年のクラシックホースがいるかも!?第12回は斉藤崇厩舎編。
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注目の超良血馬がスタンバイする。母にG17勝馬
ジェンティルドンナ、全姉に
ジェラルディーナを持つ
エヴァンジェリーナ(牝、父
モーリス)。「いい馬ですね。お姉さんと体つきや顔つき、脚の感じも全然違いますけど、すごく
バランスのいい馬です」と斉藤崇師は手応えを口にする。入厩は早くなさそうだが、秘めるポテンシャルは確かだ。
1つ上の半兄にアーリントンC2着馬
セッションを持つ
ミスドバウィ21(牡、父
ドゥラメンテ)は、「
セッションとは全然タイプが違います。こちらはサイズ感がちょうど良く、
バランスもいい。これからが楽しみです」と好感触。近親にかつて管理した
クロノジェネシスがいる
シュヴァイゲン(牡、母レッドラフィーネ)は、同じ
ドゥラメンテ産駒の
ミスドバウィ21と比較して、「こちらの方がもっとしっかりしているかな」とうなずく。
モーリス産駒の
フェンダー(牡、母プリンセスロック)は3月24日にゲート試験に合格。昨年の函館2歳Sを制した半姉
ブトンドール同様、早めから始動できそう。「
モーリスはいろいろなタイプがいますが、小さくまとまったという感じ。マイル系の馬になるのかなという印象はあります」と、マイル路線を突き進む構えだ。