ベリーベリーベリーでJRA通算2勝目を挙げた小林美駒騎手(カメラ・荒牧 徹)
7月8日の福島3R・3歳未勝利戦(ダート1150メートル=16頭立て)は、1番人気に支持された
ベリーベリーベリー(牝、美浦・鈴木伸尋厩舎、父シャンハイボビー)が直線で抜け出し初勝利を挙げた。勝ち時計は1分8秒9(良)。手綱を執った小林美駒騎手(18)=美浦・鈴木伸尋厩舎=は、4月9日に福島で初勝利を挙げて以来のJRA通算2勝目。競馬開催中のスマートフォンの不適切使用で5月から6月にかけて騎乗停止処分を受けていたが、ウィナーズサークルではファンの温かい歓声に迎えられ、はにかんだ笑顔で応えた。
スタートから積極的に位置を取りにいき、道中は逃げた
ハクサンアイをマークする形の2番手で運んだ。直線で反応良く加速すると、堂々と先頭に躍り出て、2着の
レアジーニアスに1馬身半差をつけた。
小林美騎手は「(2走前に)福島で1回乗った時から、馬の能力があると思っていました。馬の能力を信じて積極的な競馬をして、馬も応えてくれました。このような結果になってうれしいです」と、ホッとした表情。久々の白星については「うれしいですし、自厩舎で勝ててよかったです。またよろしくお願いします」と初々しく報道陣に頭を下げていた。