マテンロウアイで札幌競馬場初勝利を挙げ、ファンにサインをする今村聖奈
22日の札幌8Rで今村聖奈騎手(19)=栗東・寺島=が5番人気
マテンロウアイをVへ導いた。道中は中団で構え、勝負どころで他馬が先に仕掛けたところを、ワンテンポ待って追いだしを開始。手応え十分に4角をパスすると、最後は逃げ粘る
タマモタップダンスをかわした。今年のJRA18勝目、同通算69勝目。
聖奈は「最後の調整に乗った時、今までにないくらいやる気がみなぎっていたので、自信を持って乗りました。手応えがあまりにも良過ぎて、早めに抜け出しそうになったので“ちょっと待って”と思ったけど、それ以上に馬の走りたい気持ちが強かったです。彼女は立派ですね」とパートナーをたたえる。
「昨年の夏はもう一歩のところで勝ち切れず、自分の中で申し訳ない気持ちがあったので、今回勝てたことはうれしいです。北海道シリーズは急に参戦したにもかかわらず、寺島先生が馬を用意してくれました。期待に応えたいと思っていたので、すごくうれしい勝利です」と、自身の札幌初Vを喜んだ。