Wコースで追い切ったスターチョウサン(中、馬上は小島茂之調教師)(カメラ・荒牧 徹)
J・G1を9勝した絶対王者・
オジュウチョウサンの半妹
スターチョウサン(牝2歳、美浦・小島茂之厩舎、父
ブリックスアンドモルタル)は9月28日、デビュー戦(10月1日の中山・芝1800メートル)に向けて、茨城・美浦トレーニングセンターで最終追い切りを行った。
小島調教師自ら手綱を執り、Wコースに登場すると
オーラビルス(3歳1勝クラス)と
イヴィステラ(4歳未勝利)の真ん中に入りスタート。スムーズに加速し、4角でそのまま真ん中に入りしっかり伸びると、5ハロン71秒0―12秒3で併入フィニッシュした。
当初は8月の札幌でデビューを予定していたものの、無理せずに延期。放牧に出して、ここに目標を切り替え調整してきた。トレーナーは、「まだ不器用な面もあるけど、ゴールを過ぎてからも隣の馬についていっていたように持久力はあるし、息の感じもいいです。本数はやってきたし、やれることはやってきました。気持ちの面も以前よりは良くなっています」と前向きに話した。鞍上に武豊騎手を迎え、初陣に挑む。