神戸新聞杯で重賞2勝目を挙げたサトノグランツ(ユーザー提供:おうどんさん)
秋華賞で
リバティアイランドを牝馬三冠に導いた川田将雅騎手が、
サトノグランツ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)で、菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)の13年ぶり2勝目を狙う。
川田騎手はこれまで菊花賞に14回騎乗。4回目の参戦となった10年に7番人気の
ビッグウィークで初制覇。04年デビューの川田騎手は、これが08年皐月賞の
キャプテントゥーレに続く、2回目のJRA・GI制覇だった。しかしその後は頂点には届いていない。
今年のパートナーは
サトノグランツだ。春の京都新聞杯で重賞初制覇。続く日本ダービーは展開不向きもあって11着に敗れたが、上がり3Fの33秒1はメンバー中2位タイだった。休養を挟み、前走の神戸新聞杯で重賞2勝目。終始促しながらの追走だったこと、他馬よりエンジンのかかりが遅かったことを踏まえると、初の3000mはプラスに働くだろう。もちろん、重賞2勝の手綱をとっていた川田騎手との息もぴったり。祖父ディープインパクト、父
サトノダイヤモンドに続く父仔3代制覇が期待できそうだ。