【ローレル賞予想】一流馬への登竜門 来年の南関クラシックへ向けた有力牝馬たちの一戦

2023年11月06日 17:00

ローレル賞に出走予定のミスカッレーラ(撮影:高橋正和)

 第23回ローレル賞・SIIが7日、川崎競馬場の1600mで2歳牝馬14頭で争われる。過去には地方馬初のJBCレディスクラシック・JpnI制覇を果たしたララベル、桜花賞・SI、東京プリンセス賞・SIを制し南関牝馬二冠を達成したケラススヴィアなどを輩出した一流馬への登竜門だ。上位3頭に東京2歳優駿牝馬・SI(12月31日、大井)への優先出走権が与えられる。

 ミスカッレーラはデビューから2戦2勝。デビュー戦を大差勝ちし、中1週で出走した前走は4馬身差での快勝をした。どちらも、2番手追走から直線でさらに勢いをつけての圧勝で時計も優秀。スピードはもちろん、鞍上からのゴーサインへの反応が素早くレースセンスは抜群だ。半兄は今年のフジノウェーブ記念・SIIIの覇者・ギャルダルという血統背景も魅力だ。

 門別から参戦するアメリアハートは、ここまで8戦とキャリア豊富。すでに9月にマイル重賞、フローラルCを勝っており、実績で同世代を一歩リードする存在だ。初の左回りだが、距離適性は証明済み。長距離輸送がクリアできれば手ごわい相手となることは間違いない。

 デビュー3戦目の前走で初勝利を挙げたザオも注目の一頭。2番手追走から4コーナーで先頭に立つと直線は豪脚炸裂の独走態勢。グングン後続との差を広げて大差勝ちした。デビューからの2戦、2・4着時の勝ち馬はグラッシーズマンダテノショウグン。重賞ウィナーを相手に好走してきた能力が爆発した形だ。2走前は大井で、すでに遠征を経験している強みもあり、ここもチャンスは十分だ。

 大井所属のスピニングガールは、デビュー2連勝で挑んだ前走のゴールドジュニア・SIIIで3着。しまいの切れ、位置取り不問のセンスの良さと、同世代の中でも完成度は高い。初川崎、初の1600mも不安はない。牝馬同士の一戦で能力の高さを発揮する。

 さらに、地元川崎からは前走、直線一気でここへのトライアル、小町特別を制したウインアザレア、デビューから2連勝を決めたテルオール、前走で初勝利を挙げ勢いに乗るシアワセノヨカンもスタンバイ。

 勝って来年の南関クラシック候補に名乗りを上げるのはどの馬か──。注目の一戦の火ぶたは20時10分に切られる。

(文:スポーツ報知記者・志賀浩子)

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