25日、水沢競馬場で行われた5R・C1六組(ダート1400m、1着賞金17万円)に、賞金の一部を児童養護施設などに寄付することで話題を集めたタイガーマスク(牡3、岩手・櫻田勝男厩舎)が小林俊彦騎手を鞍上に圧倒的1番人気(単勝1.1倍)で出走。スタートからハナに立って7番人気ニシネホウジュに3馬身差をつけ逃げ切り、岩手移籍後2連勝を飾った。勝ちタイムは1分27秒8(不良)。
同馬は父Kingmambo、母がラプレヴォワイアントH(米G2)を勝ったKrisada(その父Kris S.)という血統の米国産馬。60年〜70年代のアニメ『タイガーマスク』で主人公のプロレスラー・タイガーマスクがファイトマネーを施設に寄付していたことから、この馬名が付けられた。
今年5月に美浦・藤沢和雄厩舎からデビューし9着と敗れた後、2戦目の3歳未勝利(函館・芝2000m)で2着に入り賞金200万円(うち190万円が寄付された)を獲得。その後2戦するも勝ち上がれず、9月26日付でJRA競走馬登録を抹消し、現厩舎に移籍した。10月22日の移籍初戦(盛岡・ダート1600m)で2着に3.1秒の大差をつける圧勝で初勝利。12日に出走を予定していたオッズパークグランプリ2007は熱発のため競走除外となっていた。通算成績6戦2勝(うちJRA4戦0勝)。