27、28日の東京、京都、小倉を舞台に3歳新馬戦が計6レース行われ、日曜京都5R(芝2000m)では母に17年皐月賞で1番人気の支持を受けた
ファンディーナを持つ
パシフィックルートが勝利した。566キロの超大型馬。コーナーを逆手前で入るなど、まだまだ若さは目立ったが、将来性は光るものがある。
先週の新馬勝ち馬評価一覧
パシフィックルート(牡、父
ロードカナロア、栗東・高野)
日曜京都5R・芝2000m、池添「返し馬だったり、ゴール板を見たりと幼さを見せていました。大きな馬でまだビッシリとつくっていないですし、息遣いにもまだ余裕がありました。そのなかでもフットワークだったり背中の感じから、いいものを持っていると感じました。レースでも人気馬を見ながら2番手で競馬ができたし、コーナーも反対手前と不器用なところがありました。この状態でしっかり勝ち切れるのは能力がないとできないことですからね。これからもっと良くなってくると思います」(レース評価C、将来性★★★★)
マルコタージュ(牝、父
ドゥラメンテ、美浦・小島)
日曜東京5R・芝1800m、杉原「3週続けて追い切りに騎乗して、特徴はつかんでいました。競馬では
リラックスしていたし、スタートも速く、最後は盛り返してくれました。これから良くなる馬。今後が楽しみです」(B、★★★)
リメリック(牡、父
ダノンバラード、美浦・宗像)
土曜東京5R・芝1600m、津村「まだ体つきが幼くて、ウッドチップでは動き切れていなかったけど、芝に行って軽いフットワークを出してくれましたね。意外とセンスも良く、競馬ぶりも上手。まだ体ができていないので、もっと良くなると思うし、今後が楽しみです」(C、★★★)
ファストレーン(牡、父
リアルスティール、栗東・野中)
土曜京都4R・ダート1400m、今村「追い切りの感触も悪くなかったですね。除外続きでなかなか使えず延びてしまいましたが、返し馬から雰囲気は良かったです。後ろからプレッシャーをかけられた時の反応が良かったです。すごくいいタイミングで乗せていただきました」(C、★★★)
ウンガイソウテン(牡、父
ダノンレジェンド、美浦・田村)
日曜東京2R・ダート1400m、石川「調教VTRを見ていい馬だと思っていました。まだ子どもっぽいですが、その分、伸びしろがありそうです。きょうはゲートの出が良くなくて、内枠もあって出して行って少し雑なレースになってしまいました。ハナに行くのがいい馬という感じはないですね。いいものを持っていますよ」(C、★★★)
ウィルダネス(牝、父
シルバーステート、栗東・野中)
日曜小倉5R・芝1200m、藤岡佑「調教の動きが良く、勝ち負けできると思っていました。馬込みで脚をためて差すイメージでしたが、
スピードが違いました。最後は出られてから差し返してくれたし、いい内容だったと思います」(C、★★★)
(レース評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階。将来性評価は★5が最高)