待望の初勝利を目指すルディック(23年12月撮影、ユーザー提供:のかげさん)
またも2着で珍記録樹立か、それとも待望の初勝利か。デビューから6戦連続2着の
ルディック(牡3、栗東・高野友和厩舎)が、土曜阪神3Rの3歳未勝利(ダ1400m)に挑む。
ルディックは父
Into Mischief、母ミスベジル、母の父Medaglia d'Oroの血統。父は目下5年連続で北米リーディングに輝いているスーパーサイアー。一方の母系も凄い、母は米G1で3着2回の活躍馬。伯父のSaint Liamは05年にGIを4勝して米年度代表馬に選ばれている。さらに叔父の
Funtasticも米G1の勝ち馬。極めつけはいとこの
Gun Runnerで、G1を6勝して17年には米年度代表馬に輝いた歴史的名馬だ。
ここまで6戦して全て2着。気性的に幼い面があり、先行しても差してもワンパンチ足りないが、いつ勝利に手が届いても不思議ない。86年以降のJRAに限ると、デビューから連続2着の最長記録は
コスモイライザ、
ショウナンワヒネ、そして
ルディックの6戦。ここで
ルディックが2着となれば新記録となるが、陣営としては避けたいところ。今度こそはウイナーズ
サークルで祝福の拍手を受けることができるか、要注目の一戦となる。