【POG】田中博厩舎の2歳始動が早い印象…注目はクラリネットソナタ(美浦発)

2024年03月30日 11:03

田中博師

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 先週の毎日杯はメイショウタバル(牡、石橋)が見事な逃げ切り勝ち。皐月賞のトライアルではないですが、賞金を加算したことで陣営は皐月賞(4月14日・中山、芝2000m)への参戦を発表しましたね。鞍上は浜中の予定。2着はパレスマリス産駒のノーブルロジャー(牡、吉岡)。こちらはNHKマイルC(5月5日・東京、芝1600m)に向かうと発表されました。関東から参戦したニュージーズ(牡、木村)、トラジェクトワール(牡、尾関)は8、10着と振わず、次走の巻き返しに期待したいところです。

 中山で行われたミモザ賞は3番人気のエセルフリーダ(牝、武藤)が見事な末脚で2勝目。少頭数ではありましたが、将来性を感じるメンバーが集まった一戦で、勝ち切った同馬は距離が延びて良さそう。先々が楽しみです。次走はフローラS(4月21日・東京、芝2000m)へ引き続き武藤で向かうとのこと。

 美浦では2歳のゼッケンが増えてきましたね。まだデビューの予定までは決まっていませんが、6月東京開催に向けて照準を合わせているグループですし、しっかりとチェックしていきたいところです。

 今年は田中博厩舎の2歳が早く入ってきている印象が強く、クラリネットソナタ(牝、父ナダル、母レニーズゴットジップ)、ララセドラティエ(牝、父リオンディーズ、母アンジュシャルマン)、プリティディーヴァ(牝、父キングマン、母アシュランス)、ヴァルキリーバース(牝、父エピファネイア、母グロリアーナ)が既にゲート試験合格済み。個人的に注目しているのは新種牡馬ナダル産駒のクラリネットソナタ。父は雄大な馬格の持ち主で、ダート馬を多く出しそうなイメージですが、こちらは芝でも良さそうな軽さを感じさせました。デビュー戦がどこになるのか楽しみです。(馬サブロー美浦支局・木村)

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