29日付で引退する松元省一調教師(68)の管理馬が、23日と24日の東京・京都競馬に計7頭出走。2重賞に3頭を送り込んだが、京都記念(GII)のトウカイトリックが8着、トウカイエリートが9着、フェブラリーS(GI)のクワイエットデイが6着。日曜京都8Rの2着が最高で、最終週は未勝利に終わった。
松元省一(まつもと しょういち)調教師は厩務員、調教助手を経て75年に調教師免許を取得。これまでの主な管理馬にはトウカイテイオー(皐月賞、日本ダービー、ジャパンC、有馬記念-GI)、フラワーパーク(高松宮杯、スプリンターズS-GI)、スティルインラブ(桜花賞、オークス、秋華賞-GI)などがおり、JRA重賞はGI・9勝を含む23勝を挙げている。通算成績はJRA4988戦588勝(うち障害106戦17勝)、地方3戦0勝。
現役の主な管理馬に昨年のダイヤモンドS(GIII)を勝ったトウカイトリック(牡6)、今年の平安S(GIII)など重賞2勝のクワイエットデイ(牡8)がいる。今週の結果とコメントは以下の通り。
◆23日(土)
京都5R グランドオーパス 16着
京都7R バイオスフィア 4着
京都11R トウカイエリート 9着
京都11R トウカイトリック 8着
◆24日(日)
東京11R クワイエットデイ 6着
京都8R トウカイインパクト 2着
京都10R ウィルビーキング 6着
【コメント】
「最後のフェブラリーSには満足しています。馬も無事によく走ってくれました。皆さんの応援のおかげで、思い残すことなく調教師生活を送ることができました。中央競馬の繁栄は皆さんの応援一つにかかっております。これからも是非競馬場へ足を運んでください」