初タイトルを目指し、札幌競馬場で調整するボンドガール
 
 「クイーンS・G3」(28日、札幌)
 反撃開始だ。NHKマイルC17着から巻き返しを狙う
ボンドガールは24日、札幌ダートで強めに追われ、軽快なフットワークで5F70秒1-39秒1-12秒1をマークした。平塚助手は「2週前、1週前(追い切り)は掛かり気味だったので、直前はこれくらいで。気分良く走らせることがテーマでしたし、あれだけ折り合いがついていればいいと思います」と納得の表情を浮かべた。
 G1初挑戦だった前走の大敗は、直線で受けた不利によるもので参考外と言っていい。武豊も「前走は不利で全く競馬にならなかった。まだ脚はあったから不利がなければ、面白かったと思います」と振り返る。
 仕切り直しの一戦は古馬との初対決となるが、51キロの斤量は魅力だ。18年の国立特別(
プリュス=16着)以来、約6年ぶりに51キロで騎乗する鞍上は「前向きさはあるけど、そこまで引っ掛かることもないし、しぶとい馬。条件は良さそうな気がします」と闘志を燃やす。重賞2着2回の素質馬。さらなる飛躍を遂げるためにも、まずはG3タイトルをきっちり手に入れる。