昨年のJBCスプリントを制したタガノビューティー(24年11月撮影、ユーザー提供:でめきんさん)
昨年のJBCスプリントを制したタガノビューティー(牡8、栗東・西園正都厩舎)が、根岸ステークス(4歳上・GIII・ダ1400m)でJRA重賞初制覇を目指す。
タガノビューティーは父ヘニーヒューズ、母スペシャルディナー、母の父スペシャルウィークの血統。ここまで38戦8勝。ダートの1400〜1600mを主戦場として、21年にオアシスSと欅S、23年にコーラルSを制覇。重賞では23年と24年のかしわ記念で2年連続2着など惜敗が続いていたが、前走のJBCスプリントを鮮やかに差し切って、悲願のビッグタイトル獲得となった。今回と次走のフェブラリーSの2戦のみで現役に別れを告げて種牡馬になる予定だが、まだまだ元気いっぱい。もちろん今回も有力候補の1頭となる。
今年で39回目を迎える根岸Sだが、最年長制覇は03年のサウスヴィグラス、06年のリミットレスビッド、14年のゴールスキーの7歳。8歳以上は16年のタールタン、21年のワンダーリーデルの2着が最高着順となっている。タガノビューティーは史上初の8歳馬V、さらには自身初のJRA重賞制覇を果たすことができるか。その走りから目が離せない。