【東京新聞杯】英国生まれのオフトレイル 今世紀初の外国産馬Vなるか

2025年02月06日 08:00

末脚自慢のオフトレイル(24年5月撮影、ユーザー提供:DKさん)

 昨年のラジオNIKKEI賞覇者のオフトレイル(牡4、栗東・吉村圭司厩舎)が、東京新聞杯(4歳上・GIII・芝1600m)で同レースにおける21世紀初の外国産馬Vを狙う。

 オフトレイルは父Farhh、母ローズトレイル、母の父Kingmamboの血統。父は13年に英G1のロッキンジSと英チャンピオンSを制覇。12年のサセックスSと英インターナショナルSではフランケル(Frankel)の2着だった。オフトレイルは日本で走っている唯一の産駒となる。一方の母系も優秀で、活躍馬がズラリ。半姉のローザインペリアル(Rosa Imperial)は18年の仏G1・ロートシルト賞の3着馬。伯父のベニキオ(Benicio)は05年に豪G1・ヴィクトリアダービーを制している。

 ここまで10戦3勝。昨夏のラジオNIKKEI賞で最後方から鮮やかな追い込みを決めて、重賞初制覇を果たした。続く毎日王冠は12着に敗れたが、その後はスワンSが2着、阪神Cが3着。GI級の強豪を相手に好勝負を演じており、2つ目のタイトルは手が届く所にある。今回は毎日王冠以来、2回目の東京となる点がカギだが、マイルなら恥ずかしい競馬にはならないだろう。

 84年のグレード制導入以降、東京新聞杯に外国産馬は延べ59頭が出走しているが、勝ったのは00年のダイワカーリアンの1頭のみ。同じ東京芝1600mが舞台の重賞をみると、安田記念が10勝、NHKマイルCが7勝、富士Sが2勝だから、比較すると低調な成績といえる。オフトレイルは逆風データを跳ね返し、今世紀初の外国産馬Vとなるか。東京の長い直線を味方に付けた直線一気を見せてほしい。

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