無傷の2連勝を目指すマトラコーニッシュ(24年12月撮影、ユーザー提供:パカパカタキオンさん)
05年の秋華賞を制したエアメサイアの孫となるマトラコーニッシュ(牝3、栗東・池添学厩舎)が、土曜京都10Rのエルフィンステークス(3歳牝・リステッド・芝1600m)で無傷の2連勝を狙う。
マトラコーニッシュは父サートゥルナーリア、母エアマスカット、母の父ジャングルポケットの血統。母は未勝利だが、祖母のエアメサイアは05年のエルフィンSの勝ち馬。春のクラシックは桜花賞が4着、オークスが2着と涙を飲んだが、秋にリベンジ成功。ローズSで重賞初制覇を果たすと、続く秋華賞でGIウイナーに上り詰めた。また、叔父のエアスピネルは15年のデイリー杯2歳S、17年の京都金杯と富士S、同じくエアウィンザーは18年のチャレンジCの勝ち馬。近親にはエアシャカール、ベラジオオペラ、エアシェイディなどの活躍馬の名前がある。
ここまで1戦1勝。昨年12月の京都の新馬(芝1800m)は4角で大外を回しながら、グイグイ伸びて差し切り。最後は抑える余裕を見せ、相当なインパクトを与えた。もちろん、いきなりのリステッド参戦でも互角以上に戦えていい。
春の大目標は、祖母が届かなかった牝馬クラシック制覇。そこに向けて、通過点としたい一戦となる。