高杉騎手と未勝利戦を勝利したキャッスルレイク(c)netkeiba
2年目の高杉吏麒騎手が、フィリーズレビュー(3歳牝・GII・芝1400m)のキャッスルレイク(牝3、栗東・松下武士厩舎)でJRA重賞初制覇を狙う。
高杉騎手は05年9月28日生まれの19歳。昨年3月に栗東・藤岡健一厩舎からデビューした。24年はルーキー最多の48勝を挙げて、JRA賞の最多勝利新人騎手を受賞。今年も既に11勝を挙げている。
フィリーズレビューのパートナーはキャッスルレイクだ。父のサートゥルナーリアは次世代のトップサイアー。一方、母のパラダイスリッジはJRAで1勝のみだが、祖母のクロウキャニオンは名繁殖牝馬。母のきょうだいにはボレアス、カミノタサハラ、ヨーホーレイクと3頭の重賞勝ち馬が並ぶ。ここまで5戦2勝。昨年9月に高杉騎手とのコンビで初勝利。その後の3戦は田口貫太騎手が騎乗し、前々走の秋明菊賞を制している。前走の紅梅Sは好位追走から甘くなって6着だったが、ハイペースが堪えた印象。今回は重賞とあって幾らか相手が強くなるが、立ち回り一つで上位進出も可能だろう。
高杉騎手はこれまでJRA重賞に7回騎乗。今年の京都記念のバビットでの4着が最高着順となっている。4戦ぶりの騎乗依頼で掴んだビッグチャンス。今度こそは同期一番乗りの重賞Vといきたい。