◆第59回報知杯フィリーズレビュー・G2(3月8日、阪神競馬場・芝1400メートル=3着馬までに桜花賞への優先出走権、良)
今年から同一週開催となった「報知杯」の桜花賞
トライアルに3歳牝馬フルゲート18頭が出走し、単勝1番人気の
ルージュラナキラ(美浦・加藤征弘厩舎、父
アドマイヤマーズ)は10着で、デビュー3連勝での重賞初制覇とはならなかった。同馬はデビューから芝1400メートルで2連勝。昨年10月に東京で新馬戦、昨年12月に中京でつわぶき賞を勝っており、今回が重賞初挑戦だった。
単勝3番人気の
ショウナンザナドゥ(池添謙一騎手)が1着で、勝ち時計は1分20秒7。14番人気の
チェルビアット(北村友一騎手)が2着。6番人気の
ボンヌソワレ(川田将雅騎手)が3着。3連単は54万3240円の高配当だった。上位3頭が桜花賞・G1(4月13日・阪神競馬場、芝1600メートル)への優先出走権を獲得した。
岩田康誠騎手(
ルージュラナキラ=10着)「ゲートも出て、いい位置で収まって、直線に向いたときは力があったけど、行くところがなかった」
西村淳也騎手(
インブロリオ=4着)「いい感じで運べました。いい
スピードがあります」
松山弘平騎手(
モズナナスター=5着)「
スピードがある馬で、非常に乗りやすかったです。速い馬が多かったので、外枠で厳しかったですね。そのなかで、しぶとく頑張ってくれました」
団野大成騎手(
ダンツエラン=6着)「追い切りより、今日乗って良くなっていました。去年の年末以来で、着順こそ悪かったですが、中身は良かったです。次にいい感じで向かえたら」
斎藤新騎手(
イリフィ=7着)「1400メートルでもしっかり我慢が利いていました。最後は伸びてくれているだけに、道中スムーズに行かなかったのが申し訳ないです。馬は成長してくれています」
吉田豊騎手(
チギリ=8着)「スタートは良かったですが、切れる馬ではないですし、もう少し前につけたかったです。外を回らないように、せこく乗りたかったです。脚は使っているので、内枠でもう少し流れに乗れていれば」
田口貫太騎手(
ウォーターエアリー=9着)「ゲートを出ず後ろからになりましたが、リズム良く走れたし、最後も伸びてくれました。徐々に競馬を覚えたら、もっとやれます」
武豊騎手(
リリーフィールド=11着)「スタート後に不利があったりして、スムーズなレースができなかった。ちょっと残念」
クリストフ・ルメール騎手(
インプロペリア=12着)「内枠からスムーズな競馬ができませんでした。ノースペースだったし、(内から)ぶつけられた。残念」
松若風馬騎手(
ドゥアムール=13着)「内にもたれるので、ラチを頼らせたいと思っていました。最後は一杯、一杯になりました」
小沢大仁騎手(
スライビングロード=14着)「他馬を気にする面があると、前走で乗った菅原騎手からも聞いていましたし、この枠(8枠17番だったのでスムーズな競馬をしようと思っていました。早めに勝ち馬にかわされたし、もまれ弱さのある馬ですからね。力がある馬なので、立て直せばと思います」
高杉吏麒騎手(
キャッスルレイク=15着)「ゲートを出ず、後ろからになりましたが、リズム良く走れましたし、最後も伸びてくれました。徐々に競馬を覚えていけば、もっとやれると思います」
幸英明騎手(
アオイレーギーナ=16着)「芝でも
スピード負けしていません。距離は1200メートルの方がいいかもしれませんが、芝でもやれる馬だと思います」
鮫島克駿騎手(
ランフォーヴァウ=17着)「ある程度出していこうと思っていましたが、ハイペースだったのでリズムを守りながら。展開が向くようなポジションでしたけど、スペースがなかった。申し訳ないです」
藤懸貴志騎手(
ホーリーブラッサム=18着)「スタートが良く、前、前の競馬になりました。外枠から3番手まで行ったぶん、外から脚を使って、最後は苦しくなりました。これがいい経験になれば」