16日、大井競馬場(晴・稍重)で行われたダート
グレード競走、第36回東京スプリント(JpnIII・ダート1200m)は、JRAの4番人気
エートラックスが勝利した。道中は2番手を進み、直線残り200mで抜け出し先頭に立つと、追い上げる後続を振り切った。勝ちタイム1分11秒3、勝利騎手は
ジョアン・モレイラ。
末脚を伸ばした2番人気
サンライズホーク(JRA)がクビ差の2着、さらに2分の1馬身差の3着に5番人気
エンテレケイア(浦和)が逃げ粘った。1番人気
ガビーズシスター(JRA)は5着だった。
エートラックスは父
ニューイヤーズデイ、母スパイラルステップ(母の父シンボリクリスエス)、4歳牡馬。JRA栗東・宮本博調教師の管理馬。通算成績は14戦5勝、重賞は去年の兵庫チャンピオンシップ以来となる2勝目となった。
レース後の関係者のコメント
1着
エートラックス(
ジョアン・モレイラ騎手)
「パドックで馬の雰囲気がとても良く、乗った瞬間も馬の気分が良く仕上がりも良さそうで、フィーリング的に自信を持ちました。スタートはちょっと遅かったところはあったのですが、すぐ
スピードに乗り、そこからはリズム良くスムーズな競馬ができました。前半は手応えが良く、このままスムーズならレースの後半でもいい脚を見せてくれると思いながら乗っていました。直線で仕掛けたらいい反応だったのですが、正直先頭に立つのが早かったかなと心配しました。馬がよく粘ってくれました。
(以前乗ったときから)1年ぐらい経って、間違いなく成長していると感じました。体だけではなくメンタル面も強くなった気がします。それに加えて今日の馬の気分が良く、その3つがすべて繋がって、いいパフォーマンスを見せることができました」
2着
サンライズホーク(ミルコ・デムーロ騎手)
「惜しかったです。久々の1200mは問題なかったですが、内枠過ぎました。4コーナーはスムーズではなかったです。前が楽でした。少しずつ追い上げていって、頑張っていますが、届きませんでした。よく頑張っています」
3着
エンテレケイア(吉原寛人騎手)
「休み明けで、馬体は減っていましたが、動ける体にはなっていました。重すぎるよりは良かったのかもしれません。(地方馬最先着で)最低限の仕事にはなったかもしれませんね。船橋1000mのJBCスプリントが最大目標です。挽回したいですね」
5着
ガビーズシスター(クリストフ・ルメール騎手)
「5、6番手から良い競馬が出来ましたが、外枠があまり良くなかったです。最後の1ハロンで一杯になり、ス
トライドが短くなっていました。ナイター、馬場は大丈夫でした」
(取材:山本直)