松岡正海騎手(40)＝美浦・フリー＝は4月19日の中山8Rでマンダリンボレロ(牡5歳、美浦・伊藤伸一厩舎、父スピルバーグ)に騎乗して1着となり、JRA通算900勝を達成した。初勝利は2003年3月23日の中山12R(デュエットシチー)で、1万2953戦目で到達した。重賞は07年ヴィクトリアマイルのコイウタ、09年天皇賞・春のマイネルキッツで制したG1・2勝を含む35勝。

　セレモニーに姿を見せた松岡騎手は表彰台に上がると「よっしゃー」と右拳を力強く突き上げた。「けがとか良いことも悪いこともあったけど、全てがいい思い出」とこれまでを振り返った。

　ウィナーズサークルには多くの騎手仲間が駆けつけ、区切りの勝利を祝福した。「普段は友達で競馬に来ればライバルですけど、競馬を盛り上げようと、みなさんを楽しませようと、みんな全力で来ています。あなたが好きな競馬、馬、騎手、その一部になれればと思って毎週競馬に乗っている。僕たちも盛り上げるのですが、ファンの皆様の力でまた僕たちを楽しませてもらえれば、もっと盛り上がると思います」と集まったファンへ向けて熱いメッセージを残した。