【羽田盃レース後コメント】ナチュラルライズ横山武史騎手ら

2025年04月30日 10:30

羽田盃を制したナチュラルライズ(c)netkeiba、撮影:高橋正和

 29日に大井競馬場(晴 重)で行われたダートグレード競走、第70回羽田盃(JpnI ダート1800m)はJRAのナチュラルライズが圧勝、断然の1番人気に応えた。道中は3番手を追走し、直線半ばであっという間に抜け出すとリードを広げた。勝ちタイム1分52秒1、勝利騎手は横山武史。

 5馬身差の2着は4番人気ナイトオブファイア(大井)、さらに6馬身差の3着は2番人気ジャナドリア(JRA)。4着はスマイルマンボ(大井)、5着はアメージング(JRA)だった。

 ナチュラルライズは父キズナ、母レディマドンナ(母の父Distorted Humor)、3歳牡馬。JRA美浦・伊藤圭三厩舎の管理馬。通算成績5戦4勝、重賞は前走の京浜盃に続く連勝で2勝目となった。

レース後の関係者のコメント

1着 ナチュラルライズ(横山武史騎手)
「嬉しいのですが、すごく疲れました。調教のときから、陣営の方が前走に引き続きとても具合良く仕上げてくださったので、いい雰囲気だと思っていました。あまりスタートが速い方ではないので、スピードのある馬を行かせてなんとか壁を作れればと思いました。折り合いは少し難しかったですが、馬はよく我慢してくれたと思いますし、4コーナーから早めに動いていって最後は抜け出して、モタれる仕草は強かったのですが、強い競馬だったと思います。荒削りな子ですが着実に一歩一歩成長していってくれています。このままより良い方向に成長してくれれば鞍上としても嬉しいです。それを皆さんに応援していただけたらと思います」

(伊藤圭三調教師)
「人気になり過ぎている感じはしましたが、勝ててホッとしています。(GIは)幾度か挑戦しましたが、なかなか勝てませんでした。しかし、今日は気張らずに平常心で臨めたのが良かったです。前回は3ヶ月ぶりでしたが、今日はひと月ぶりで毛ヅヤが良く、パドックでも落ち着いていて、すごく良い状態でした。3番手は取れましたが、前進気勢が旺盛で、折り合いに苦労していたようです。しかし、向正面では馬の後ろで折り合っていました。4コーナー手前で前を射程圏に入れて、抜け出す競馬をしてくれました。勝つには勝ちましたが、内ラチに頼って正しい走りはしていなかったと思います。それでも止まらずに後ろを離して勝ってくれました。この後は無事であれば東京ダービーを使いたいです」

2着 ナイトオブファイア(矢野貴之騎手)
「前回は雰囲気にのまれていたのが気になっていましたが、今日は対応してくれました。道中はリズム良く運んで、4コーナーでは手応えが良く、勝つかと思いましたが、勝った馬が一枚上でした。しかし、背中は見えていたので、ダービーでは逆転したいです。距離が延びても良いですし、先々の馬です」

3着 ジャナドリア(C.ルメール騎手)
「2番手でちょうど良いポジションでした。馬はずっと冷静でした。しかし、残念ながら直線に向いてからそんなに加速していませんでした。伸びなかったです。良く頑張りましたが、もう少し走れると思いました。状態は完璧で、返し馬もバッチリでしたが、相手が強かったです」

4着 スマイルマンボ(吉原寛人騎手)
「内の田辺騎手(アメージング)の出方次第だと思っていました。しかし、スタートが良かったので、すんなりとハナに行きました。プレッシャーをかけられつつ、大変な競馬で、バタバタになるかと思いましたが、踏ん張ってくれました。マイルぐらいの方が合うと思いますが、よく頑張ってくれたと思います」

5着 アメージング(田辺裕信騎手)
「逃げることを一番に考えていました。しかし、速いスタートでなければ、今後を考えて、控える形にしなければいけないと思っていましたし、今日がその時でした。キックバックを気にすると思ってはいましたが、意外とこなしていて、砂を被った中でもハミは取れていました。前走がスムーズだった割には手応えが良くなく、今日の方が良かったです。次につながるレースはできました。流れに合わせて、逃げる馬がいなければ行っても良いですし、控える競馬もできます」

(取材:米田元気)

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