栗東CWでしっかり追われたサンライズアース(左)=撮影・石湯恒介
「天皇賞(春)・G1」(4日、京都)
阪神大賞典覇者の
サンライズアースは4月30日、栗東CWで併せ馬。
ユメハハテシナク(5歳2勝クラス)を前に置いて最後はしっかり追われ、首差遅れてフィニッシュ。それでも6F80秒9-36秒5-11秒5と上々の時計をマークして悪くない内容だった。
◆池添謙一騎手
-前走を振り返って。
「ハナを切ることも想定していて自然とあの形でした。物見というか、周りを気にしながら走っていたと思います。直線は道中と違って集中して走っていました。G1馬や海外で好走した馬もいて、離して勝つというイメージはしていなかったので、本当に強かったです」
-ダービーで初コンビを組んだ。
「追い切りで初めて乗って、これからの馬なんじゃないかと思いました。ダービーも粗削りのなか、長く脚を使って4着に頑張ってくれました。これからもっと強くなっていくんじゃないかと思います」
-天皇賞・春。
「一度も獲っていないタイトルで伝統のあるレースですし、勝ちたいという気持ちは強いです。ここも大事ですけど、これからの可能性も広がるレースになってくると思います」
◆石坂公一調教師
-中間の様子は。
「短期放牧に出して牧場でもしっかりダメージがないことを確認して帰厩させました。すごく順調に来ています」
-最終追い切りは。
「息遣いも本当に良かったです。気合が足りないように感じてムチを使ったと報告を受けましたが、時計もかなり速いですし、気合の入った内容だったと思います」
-強みは。
「スタミナに尽きると思います。2歳のころから期待していた馬ですし、ダービーでもレベルの高いパフォーマンスを見せてくれました」
-京都に関しては。
「新馬戦も勝っていますし、コース適性よりもスタミナが生かせるということで歓迎しています。プレッシャーもすごいですが、それだけ期待をしていただいている馬だと思います。この馬の力を発揮できれば、いい結果がついてくると信じています」