3歳1勝クラスに出走予定のグロスビーク(今年3月撮影、ユーザー提供:グチマサさん)
名牝系出身の
グロスビーク(牡3、美浦・田中博康厩舎)が、土曜東京6Rの3歳1勝クラス(芝1800m)で2連勝を狙う。
グロスビークは父
シスキン、母アドマイヤセプター、母の父キングカメハメハの血統。母は12年に京阪杯で2着、スワンSで3着の活躍馬。半兄の
デシエルトは24年の中日新聞杯の勝ち馬で、半姉の
スカイグルーヴは重賞で2着が3回ある。母系を遡れば、祖母の
アドマイヤグルーヴは03年と04年のエリザベス女王杯、曾祖母の
エアグルーヴは96年のオークスと97年の天皇賞(秋)、4代母の
ダイナカールは83年のオークスを制している。近親にも
ドゥラメンテ、
ルーラーシップ、オレハマッテルゼ、
ジュンライトボルトとGI馬がズラリ。昭和から令和まで日本競馬を引っ張ってきた名門ファミリーの出身だ。
昨秋のデビューから2着、5着、2着と悔しいレースが続いた。それでも約4カ月の休養を挟み、前走の未勝利で待望の初勝利。まだまだ折り合いに課題を残すが、心身ともに少しずつ成長しているイメージだ。今回は昇級戦となるが、鞍上は引き続きC.ルメール騎手。連勝を果たし、出世街道を一気に駆け上がることを期待したい。