高田潤騎手騎乗のアンクルブラックが重賞初勝利(カメラ・高橋 由二)
◆第27回京都ハイジャンプ・JG2(5月17日、京都競馬場・障害芝3930メートル、不良)
好メンバーが集まった障害重賞は10頭立てで行われ、1番人気の
アンクルブラック(牡5歳、栗東・高橋亮厩舎、父
キタサンブラック)が最後の直線で堂々と抜け出して7馬身差をつけ、3連勝で重賞初挑戦Vを決めた。高田潤騎手は16年以来4度目の同レース制覇で、障害重賞24勝目(他に平地重賞1勝)となった。歴代2位の記録で、1位は石神深一騎手の26勝。同レースで初めて不良馬場で行われ、勝ちタイムは4分36秒0だった。
2番人気の
レッドバロッサ(小牧加矢太騎手)が2着。3着は5番人気の
メイショウアツイタ(難波剛健騎手)が入った。
高田潤騎手(
アンクルブラック=1着)「今回、ひと月以上も前に入厩してもらって、三段跳びをどの馬の何倍も練習してきました。休み明けは動きが悪いのですが、厩舎が綿密に、しっかり仕上げてくださったので、自信を持って乗ることができました。強かったですね」
高橋亮調教師(
アンクルブラック=1着)「ジョッキーも自信を持って乗ってくれた。京都の三段跳びが心配でしたが、先週、スクーリング(下見)に来て、馬もだけど、ジョッキーもコツコツとやってくれた。18回も飛ぶから心臓に悪かったけど、いい内容でした。これだけの距離を走って、暑さもありますし、しばらく休ませて秋の大きなところに行きたいです」