【地方競馬】若潮スプリント ベアバッキューンが無傷の5連勝で圧倒的な人気に応える

2025年06月04日 21:37

 無傷5連勝で重賞3連勝を果たしたベアバッキューン

 「若潮スプリント・S3」(4日、船橋)

 久々も58キロも何のその。断然人気のベアバッキューンが好位から直線で抜け出し、無傷の5連勝を達成。重賞3連勝で「第15回優駿スプリント・S2」(7月17日・大井)、「第15回習志野きらっとスプリント・S2」(7月30日・船橋)への優先出走権もゲットした。2着には4角で先頭に立った3番人気のハセノブライアン、3着には7番人気のカンノンミカヅキが追い込んだ。

 恐れ入りました。終わってみればベアバッキューンの強さが際立っていた。単勝1・7倍の断然人気。膝の骨折で8カ月ぶりの実戦。初めて背負う58キロで初コース。全く関係なかった。

 二の脚をつけてスーッと前へ。先行する2頭の外へ馬体を合わせて行くと、行きたがる面を見せながらも鞍上がガッチリ抑えて4角へ。直線は早めに抜け出したハセノブライアンの外へ出し、懸命に右ステッキで鼓舞。ラスト100メートル過ぎでこれをねじ伏せると、最後は3馬身の差をつけた。

 雨上がりの重馬場とはいえ、レースレコードに0秒4迫る優秀なVタイムに、「久々、58キロもどうかと思ってたけど、何の問題もなく、素晴らしい走りでしたね。馬に感謝です。こういう競馬が初めてだったけど、いい反応をしてくれました」と主戦の町田直。久々にパートナーとつかんだ勝利の味をかみしめた。

 鈴木義師は安堵の表情で「(レース中は)ドキドキでしたが、ホッとしました。(東京)ダービーじゃなく、ここを選択して良かった。苦しいところも見せていたけど、ポテンシャルですね。馬に感謝です」と鞍上同様、愛馬に頭を下げた。

 次は黒潮盃・S3(8月13日・大井)へ、そして南部杯・Jpn1(10月13日・盛岡)挑戦のローテが決まっている。「楽しみが広がりました」。無傷の5連勝。南関東の新たな星が連勝街道を突き進む。

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