春の東京開催最終日となる22日のメインレースは「第73回府中牝馬S」(芝1800メートル)。今年から開催時期を6月に移行し、夏の阪神に定着していた
マーメイドSを引き継ぐ形でハンデ戦のG3に変更された。
中心は
ラヴァンダが担う。2走前の阪神牝馬Sは勝ち馬からタイム差なしの3着。出走メンバー最速の上がり3F32秒7で4コーナー11番手から追い上げ、次戦のヴィクトリアマイルで4着に入った
アルジーヌとはわずか鼻差だった。3勝クラスの前走シドニーTは、これまでのイメージを一新する逃げの手に出て2着。脚質の幅を広げた。これで対応できる展開パターンも増えたはず。24年フ
ローラSで2着に入っている東京ならコース替わりの不安もない。
セキトバイーストも優勝候補の一翼を担う。昨年はチューリップ賞2着、ローズS3着と3歳牝馬重賞戦線で存在をアピールした。前走の都大路Sを好内容で制し、勢いそのままに重賞初タイトルを狙う。
他にも東京で抜群の切れ味を発揮する
カニキュル、前走できっかけをつかんだ感のある
カナテープ、昨年のエリザベス女王杯で2着に入った
ラヴェル、復活を期す23年NHKマイルC2着馬
ウンブライルなどがエントリーしている。