現2歳世代がデビューして約1カ月が経過。将来性の高い牡牝の素質馬が続々と勝ち上がったが、デイリースポーツではいち早くランキング形式で紹介する。あなたの“推し馬”は何位?ぜひ、チェックしてみてください。
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【牡馬】
牡馬1位は6月8日の東京芝1800メートル新馬戦を勝った
ダノンヒストリー。V時計1分46秒8は東京芝1800メートルで行われた新馬戦の中で歴代2位の記録となり、1位は今年のダービー馬
クロワデュノールでその差は0秒1しかない。
クロワデュノールと同じで2歳6月の段階でマークしたことに価値がある。スケールは大きい。
2位は阪神芝1800メートル新馬戦を勝ち上がった
サレジオ。母サラキアは20年エリザベス女王杯と有馬記念の2着馬で、近親にはG1馬
サリオスがいる。新馬戦は直線で鞍上のステッキに反応してヨレたりするなど、若さを見せながらも楽に逃げ切った。幼さはあるが、その分伸びしろもある。3位は
モノポリオはV時計こそ目立たないが、反応が鋭く、瞬発力がある。レースぶりが優秀だ。
【牝馬】
牝馬の1位は、19年ヴィクトリアMと20年香港Cを勝った
ノームコアを母に持つ
ドリームコアだ。東京芝1600メートルの新馬戦を逃げ切りV。1分36秒7のV時計は平凡だが、
スピードがあり、軽く仕掛けた程度で後続を突き放した。奥は深い。
2位は今年の皐月賞馬
ミュージアムマイルの半妹
フェスティバルヒルがランクイン。阪神芝1600メートル戦で勝ち上がった。レースでは随所に若さを見せていて、馬体を含めて成長の余地を残している状態で勝ち切った。ポテンシャルは高い。
3位
ブラックチャリスは函館芝1200メートルの新馬戦を1分8秒2のレコードタイムで制した。時計の出やすい馬場状態だったとはいえ優秀だ。距離もマイルまでならこなせるとみている。