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3冠牝馬ジェンティルドンナが繁殖牝馬を電撃引退 22年エリザベス女王杯覇者ジェラルディーナの母 NF吉田俊介副代表「自分もすごいのに、子どももG1馬を出してすごい馬」

2025年07月15日 19:29

牝馬3冠を達成したジェンティルドンナ=2012年10月

 国内外でG1を7勝した3冠牝馬ジェンティルドンナ(牝)が繁殖を引退することが分かった。16歳。ノーザンファームの吉田俊介副代表が15日、明らかにした。今後は功労馬として余生を過ごす予定だ。吉田副代表は「繁殖牝馬を引退しました。今は功労馬として放牧地でのんびりしてもらっています。元気にしていますよ。自分もすごいのに、子どももG1馬を出して、すごい馬です」と競走馬と繁殖牝馬として残してきた偉大な足跡をたたえた。

 同馬は父ディープインパクト、母ドナブリーニの間に誕生した鹿毛馬。栗東・石坂正厩舎から11年11月にデビュー(2着)すると、2戦目に初勝利。3戦目となった翌12年シンザン記念で重賞初制覇を飾った。続くチューリップ賞は4着に敗れたが、その後、桜花賞、オークス、秋華賞の牝馬3冠を達成。続く古馬との初対決となった同年のジャパンCでは、オルフェーヴルとの“3冠馬対決”を制した。3歳牝馬によるジャパンC制覇は当時史上初だった。13年には、これまた史上初のジャパンC連覇も達成。14年ドバイシーマクラシックとラストランとなった有馬記念を制し、12、14年と2度の年度代表馬に輝いた。馬名の由来は「貴婦人」。

 繁殖入り後は初子となったキングカメハメハ産駒モアナアネラ(牝)が3勝をマーク。3番子となった牝馬のジェラルディーナ(父モーリス)が22年エリザベス女王杯で産駒としてG1初制覇を飾った。デビュー前の2歳馬として、アルジェンテーラ(牝、父ドレフォン)、1歳馬にエピファネイア産駒の牝馬がいる。

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