キングを背に美浦Wで力強い動きを見せたカナテープ(左)
「関屋記念・G3」(27日、新潟)
“キング姐さん”が太鼓判を押した。府中牝馬S2着の
カナテープは23日、美浦Wで
ミラクルキャッツ(5歳1勝クラス)と併せ馬。道中は先導する僚馬を目標に直線で内から並び掛け、半馬身先着してフィニッシュ。6F84秒4-36秒7-11秒4をマークした。
2月の初音S(1着)以来の騎乗となるキングは「微調整という指示だったが、反応も含めてフットワーク、動きともに良かった。前回乗った時より力がついたと感じました」と成長を実感する。
今回は在厩2戦目となるが、堀師は「暑い時季でも調子は維持できている。この舞台は合っていると思う」と好調キープを強調する。1F短縮のマイル戦についても、鞍上は「何も心配していません。末脚が武器の馬だけど、武器はそれだけではない」と総合力の高さに信頼を置いている。
来日直後、いきなり
エイシンディードで函館2歳Sを制覇したキング。「
オーストラリアでは40度の中でも生活している。暑さには慣れていますよ」と笑顔を見せ、「いつものように一生懸命乗って、一つでも多く勝ちたい」と、2週連続重賞制覇に意欲を燃やしていた。