サンダーバードの近親にあたるサリオス(撮影:下野雄規)
「ウマ娘」の藤田晋オーナーが所有する
サンダーバード(牝2、栗東・武幸四郎厩舎)が、土曜札幌5Rの2歳新馬(芝1500m)でデビュー勝ちを狙う。
サンダーバードは父
エピファネイア、母サロニカ、母の父ディープインパクトの血統。母は17年のエルフィンSの覇者。そのきょうだいには19年の朝日杯FSなど重賞4勝の
サリオス、20年の府中牝馬Sを制した
サラキア、今年の阪神牝馬S覇者の
サフィラ、重賞で2着2回の
サリエラなど、活躍馬がズラリと並ぶ。さらに祖母の
サロミナは12年の独オークスの覇者。近親には21年のNHKマイルCを制した
シュネルマイスターの名前もある。23年のセレクトセール当歳では2億6000万円(税抜)の高値で取引された。
ここまで札幌滞在で仕上げられてきた。態勢は整っているようで、何より鞍上は武豊騎手。スター候補誕生と思わせる、鮮烈なデビュー勝ちを期待したい。