昨年のエルムSはペイシャエスが制した(24年8月撮影、ユーザー提供:ミナさん)
土曜札幌メインはエルムステークス(3歳上・GIII・ダ1700m)。ここでは近10回のうち、札幌開催の9回に限定した傾向を人気別、脚質別、枠順別、血統別、ローテーション別の成績から探りたい。
まずは人気別だが、1番人気は【1-2-2-4】と勝ち切れていない。2番人気は【3-1-1-4】と上々だが、3番人気は【0-1-0-8】とサッパリ。11番人気以下が馬券に絡んだことはないので、中波乱傾向といえる。続いて脚質面は先行有利。23年の
セキフウのような差し切りもあるが、軸は前に行く馬から選びたい。また、枠順は内外フラットで気にする必要はない。
他で注目すべきは血統別で、ストームキャット系が【2-3-2-6】の好成績だ。とりわけ近年の活躍は目覚ましく、22年と23年はともに2頭出しでワンツーフィニッシュ、24年は10番人気の
テーオードレフォンが3着だから、目が離せない。また、ローテーション別では、マリーンS組が【6-2-3-30】と存在感あり。とりわけ前走で3着以内だった馬は【6-2-1-11】なので必ず押さえておきたい。