今週の日曜日は、中京競馬場でCBC賞(GIII・芝1200m)が行われます。
12年以降に中京芝1200mで開催されたCBC賞(計10レース)では、豊富な経験と年齢的な衰えがないだろう5歳や6歳が活躍しています。データ対象の10レースでは5歳馬が7勝2着4回3着4回、6歳馬が2勝2着2回3着4回となっています。
一方、そのほかの年齢の馬を見ると、4歳馬が1勝2着2回3着2回。7歳以上の馬が2着2回。そして、3歳馬は13頭が出走しすべて着外となっています。7歳以上の馬は年齢的な衰えのある馬が多いため、苦戦してしまうのも致し方ないところ。ただ、そのような心配のない3歳や4歳も苦しい結果になっているのは意外ではあります。
3歳や4歳は高齢馬のように年齢的な衰えを心配する必要はありません。ただ、5歳や6歳と比べるとそれまでに積んできたキャリアに差があり、レースでの経験値では見劣ってしまいます。
データ対象の10レースはタフな中京が舞台となりますし、メンバーによっては様々な流れになる傾向も見て取れます。そのような一筋縄ではいかない一戦では、豊富なレース経験というのが重要になってくるのでしょう。4歳以下の馬は5歳や6歳の馬と比較すると、その点で見劣ってしまうため、先に書いたような傾向になっているのではないでしょうか。
今年のCBC賞も中京芝1200mが舞台になりますし、メンバー的に展開も読みにくい印象です。今回もレース経験に勝る5歳や6歳の馬が主役になるのかもしれませんね。
「人気馬を素直に信頼して良いかわからない」、「穴をあけそうな人気薄の馬が知りたい」。そんな時に役立つのが、ケシウマの予想バイブル『
パーフェクト消去法』です。過去のデータから導き出した消去法で、あなたの馬券検討をサポートします。
今年のス
プリント重賞では函館スプリントSで【残った馬】の
カピリナが優勝し
2着に
ジューンブレアが入線。オーシャンSでは【残った馬】の
ママコチャが見事な走りで優勝するなど結果を残しています!
今週もケシウマの【残った馬】にご期待ください!
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
キャリア9戦以下(ただし、GII以上で勝ち鞍のある馬は除く)
[0-0-0-12]複勝率0%
該当馬:
インビンシブルパパ、
エイシンワンド、
カルチャーデイ、
クラスペディア、
ジューンブレア、
ポッドベイダー(過去の該当馬:23年
マッドクール1番人気9着、19年
アウィルアウェイ3番人気8着、18年
アサクサゲンキ3番人気4着)
※特に言及のない限り、データは12年以降に中京芝1200mで開催されたCBC賞(計10レース)を対象にしています。
上位人気が予想される
ジューンブレアが該当しました。
先に書いたように中京芝1200mで行われるCBC賞はレース経験が好走するための重要な鍵となります。それは年齢だけでなく、それまでのキャリア(レース数)からも見て取ることができます。
データ対象の10レースでは、キャリア10戦以上だった馬が9勝2着10回3着10回と圧倒的な成績を残しています。一方、キャリア9戦以下の馬は14頭が出走し、17年
シャイニングレイの1着のみとなっています。
キャリアが9戦以下で唯一3着以内に好走した
シャイニングレイは、GII勝ちの実績がある確かな実力の持ち主でした。キャリアが浅かったとしても、地力の高さを示す実績があれば能力の違いでカバーできるのでしょう。
該当馬に挙げた
ジューンブレアのキャリアは9戦。戦績を見るとGII以上での勝ち鞍どころか、重賞勝ちの実績もありません。重賞では前走の函館スプリントSでの2着が目立つ程度で、他馬を圧倒できるほどの地力を証明する実績は残せていません。
しかも、前走の函館スプリントSは速い時計の出る馬場で先行有利。実際、5着以内に入った馬の内、
ジューンブレアを含む3頭が4角3番手以内でしたので、馬場に恵まれた可能性も否定できません。
また、今回の舞台となる中京には初めての出走となりますので、環境の変化などに戸惑ってしまう可能性も十分にあります。斤量も前走から0.5キロ増となりますし、人気でも強調点が少ない印象を受けますし、あまり過大評価はしない方が賢明なのではないでしょうか。
はたして、ケシウマはどんな消去データを提示してくるのか。重賞レースの参考として、公開中の『
パーフェクト消去法』を是非お役立てください。