中京2歳S2025に出走予定のパープルガーネット(今年6月撮影、ユーザー提供:Spice Upさん)
6月東京でデビュー勝ちした
パープルガーネット(牝2、美浦・森一誠厩舎)が、中京2歳ステークス(2歳・GIII・芝1400m)で重賞初制覇を狙う。
パープルガーネットは父
モーリス、母コーディエライト、母の父ダイワメジャーの血統。母は17年の新潟2歳SとファンタジーSの2着馬。母のきょうだいには
サフィロスや
ローガンサファイア、
セファーラジエルなど、活躍馬がズラリと並ぶ。また、祖母の半兄のサウスヴィグラスは03年のJBCスプリントなど重賞8勝を挙げて、種牡馬としても大成功した。
ここまで1戦1勝。6月の東京芝1400mでデビュー。中団前の馬群で運び、4角で前に接近。残り300mで進路ができると伸びて、きっちりと差し切った。母系由来の完成度の高さは大きな武器で、重賞でも十分に通用するだろう。
短距離戦線を沸かせる一族だが、JRA重賞制覇は03年根岸Sのサウスヴィグラスが最後となっている。その後は14年京王杯2歳Sの
サフィロスなど、3回ある2着が最高。
パープルガーネットが名牝系に22年ぶりとなるタイトルを届け、大舞台に向け名乗りをあげることを期待したい。